席に決まりがない!自由奔放なスペインの結婚式
スペインで行われる披露宴の大きな特徴として上げられるのは、その自由さです。
日本では考えられないかもしれませんが、スペインでは結婚式披露宴の際の席次票がなく、誰がどの席に座ってもOKとされています。
新郎新婦の席はもちろん決められていますが、それ以外は、新郎新婦の近くでも、遠く離れたテーブルでも、好みの席に座ってしまって良いのです。
また、結婚式の後の二次会も、非常に羽目を外すことが出来る場として知られています。
ダンスが大好きな人が多いスペイン人ですので、結婚式の二次会として、ダンスパーティを行う方が多いでしょう。
パーティーは日付が変っても行われ、深夜二時過ぎにようやく解散となるタイプが多いようです。
更に、こちらも日本とは非常に差がある点ですが、ご祝儀は銀行振り込みをされるケースも多いと言われています。
新郎新婦専用の口座を作って、指定の口座に、参列者が振り込みを行うという、日本で言うと衝撃のシステムと言えるでしょう。
確かに、こちらの方が何かと合理的で、現金を持ち歩かない分安心感もありますので、スペインではおすすめと言っても過言ではありません。
このように、何かと自由度が高い事が多い点が、スペインの結婚式の特徴だと言えるでしょう。
結婚指輪は右手の薬指にするのが習慣
スペインでは結婚指輪を、左手の薬指ではなく、右手の薬指につけることが風習となっています。
これはスペインがカトリックの国として知られているからといえます。
右手は聖書の中でも、権力や義を象徴する物として知られています。
その結果、右手に結婚指輪をつける風習が根付き、結婚後は、右手の薬指に指輪をつける方が増えたと言えるでしょう。
また結婚後の習慣として、ガーデンパーティが開かれる事も少なくありません。
ガーデンパーティは、結婚式が終わった後に、家族や友人など身内で開かれるパーティーで、日本で言うところの二次会に当たります。
二次会ではありますが、招待状などがあるわけではなく、気軽に参加をすることが出来るタイプのパーティーです。
新郎新婦も普通の私服に着替えて出席し、和やかなムードの中、パーティーを楽しむ事が出来るでしょう。
お昼からお酒を飲んだり、美味しい料理を食べながら、新郎新婦とゲストの距離を近く、楽しむ事が出来るとして知られています。
また、自宅で行われる事が多い二次会のガーデンパーティですが、中には、別途レストランなどを借りて行われる事もあるようです。
このように、スペインでの結婚式は、何かとフレンドリーに行われる式が多く、和やかなムードの中、挙式を挙げる事ができる傾向があると言えるでしょう。