インド編

インドの結婚式は冬に行われることが多い

基本的にオールシーズンを通して気温が高いインドでは、一年のうちで比較的過ごしやすい時期とされる、冬に結婚式が行われることが多いと言われています。
インドの照りつけるような暑さも、冬になれば多少弱まり、室外における結婚式イベントを行うことが出来る点が、人気の理由と言えるでしょう。

インドで行われる結婚式は、カースト制度で階級が高い人ほど、結婚式の規模が大きくなります。
ですが基本的にカーストが低い人でも、非常に派手なイメージがあり、華やかな式を挙げることが基本ですので、日本に比べると驚く方も少なくありません。

結婚式中に提供される料理はもちろんですが、新郎新婦の衣装、結婚式の演出に関してまで、非常に派手に作られています。
まるでショーを見ているような、パレードを見ているような感覚に陥るのが、インドの結婚式の特徴だと言えるでしょう。

結婚式の参加人数は規模で決まる

結婚式の参加人数はカースト制度によって決められていますが、基本的に多いのが、50人前後~、多い所で300人前後と言われています。
こちらは会場の規模や、その後家庭によっても人数差が大きくありますので、一概には言い切れません。

ただ、人数に限らず、いずれにせよ豪華な料理、豪華な演出が行われる事に変わりは無く、非常に画期的な雰囲気で結婚式が執り行われていくことがほとんどでしょう。
ただ、人数が多い場合、参列者の中には、そこまで新郎新婦とは仲良くなくても参列をしているという方も多く、知らない人が紛れ込んでいる事も多いようです。

厳しい点が、地味で質素な結婚式をしてしまうと、新郎新婦が今後後ろ指を刺され続ける可能性があるということです。
結婚式は例え小規模でも、とにかく派手に、とにかくたくさん料理を振る舞い、大盤振る舞いで行わなければいけないと考えられています。
その為、結婚式にかかる費用は、なんと年収の3、4年分とされており、それだけの金額をかけてようやく、参列者が満足出来る、通常レベルの式を執り行うことが出来るのです。

イベント感覚で参加できるインドの結婚式

インドの結婚式は、まるでイベント感覚で参加をすることが出来る所が多いでしょう。
食べても食べても無くならない豊富な料理を無料で食べながら、ダンスパーティなどの催しに参加することが出来ますので、参列者は大満足です。
飲めや歌えや騒げやが基本的なコンセプトと言っても、過言ではありません。

結婚式は場合によっては、4日ほど続く事もあり、とにかく盛大に、とにかく楽しく過ごすことが、結婚式の醍醐味として知られています。
日本とは基本的な規模も考え方も、大きく異なると言えるでしょう。