フランス編

夏に行われる事が多い?フランスの結婚式の特徴

フランスでは夏場、バケーションという形で長期休みが貰える企業が少なくありません。
そんな長期休暇を利用して、結婚式を行うカップルも少なく無いでしょう。

フランスにとって6、7月は愛と結婚のシーズンとして知られており、フランスの結婚式の7割近くが、このシーズンに行われていると言えます。
結婚式の後そのまま二人でハネムーンに出かけるというカップルも多いため、長期休暇を利用することで、何かと便利に楽しむ事が出来るのです。
また、長期休暇シーズンであれば、参列者にも負担がかかりにくく、招待をしやすいと言う点も、このシーズンに結婚式が増える理由だと言えるでしょう。

また結婚の法手続きが、フランスは非常にややこしいため、そうした手続きを休み期間中に終わらせてしまいたいと考えているカップルも少なくありません。
健康診断や婚姻広告、結婚証人を2~4人用意をしないといけない点など、いちいち時間がかかる手続きが多いため、非常に大変と言えるでしょう。

結婚前に同棲をすることが基本中の基本

フランスでは、結婚をする前に必ず同棲をすると考えているカップルが、実の6割を切って居ることで知られています。
どんなに相手が好きでも、実際に一緒に生活をしてみないと分からないことも多く、生活をした上で始めて、結婚をするべきか検討するのです。
フランス人はその点、非常に現実的であると言えるでしょう。

一緒に同棲をすることを親御さんが進めることも多く、同棲をしてみて、万が一生活をしていくのが難しいと判断をした場合は、颯爽と共同生活が打ち切られます。
国の風習として、同棲をしてからの結婚と考える方が多いため、その点も、比較的日本とは違った考え方をされていると言えるでしょう。

お見合い結婚はない

フランスの風習として、お見合い結婚というものは基本的にありません。
フランスでは、自分の出会いは自分で掴む、自分が良いと思った人に積極的にアプローチをしていく事が基本ですので、お見合いで紹介してもらう必要がないのです。
例えば、友達の紹介でパーティーで会う、クラブや仕事の場、学生時代の同級生など、様々な出会いの場を使って、アプローチが行われていきます。

人によっても異なりますが、フランス人の場合、女性が一人で歩いていたらナンパをしないと失礼に当たる、と言うくらいの考えをしている方が多いのです。
そのため、男性からのアプローチが激しいでしょう。
もちろんこちらは人によっても異なりますので一概には言えませんが、フランスに海外旅行に行った際に、声をかけられてそのまま結婚をするという女性も、少なからずいることがわかっています。