新郎が新婦を迎えに行く ジエチン
中国の結婚式当日に行われる最初のイベントとして知られているのが、ジエチンです。
ジエチンは、新郎が新婦を迎えに行くイベントで、結婚式当日の朝、車に乗り込み、新婦の家まで迎えに行きます。
ですが、新婦をただで渡してもらうことは出来ません。
新婦を迎えに行くと、家に入る前にSPに止められて、SPの荒波をくぐり抜けてから、やっと花嫁に出会うことが出来るのです。
花嫁に出会えたら、お姫様だっこをして、一緒に車に乗り込んでいきます。
結婚式当日の朝の最大のイベントとして知られるこのジエチンは、中国の結婚式の中でも非常に注目されます。
ジエチンを行う専門会社などもあるほど盛り上がるイベントとして、新郎は結婚式前に、一汗かいてから式に向かうこととなるでしょう。
そして新婦と共に車に乗り込んだら、会場まで出発していきます。
会場へ向かう際には、BMWやベンツなどの高級車に乗り混みますが、新郎新婦が乗り混む車意外にも、複数台の高級車を引き連れて、会場に向かっていくことが特徴です。
新郎新婦の車と合わせて、高級車が連なって10台近く街を駆け抜ける事も少なくないでしょう。
結婚式を行う場所によっては、高級車ではなく、高級クルーザーになることもあるそうです。
中国のイベントの定番 爆竹
中国のイベントの定番として知られている、爆竹。
隙あらば爆竹を打ち鳴らし、事あるごとにバンバンやっているイメージが有るかもしれませんが、何も考えずにやっているわけではありません。
爆竹は中国において魔除けの意味があり、新郎新婦が会場に到着したら、食事を食べる前に、一度爆竹を打ち鳴らし、魔を払います。
食事前に打ち鳴らすと、爆竹の音はもちろんですが、爆竹の匂いや煙に囲まれながら結婚式を進めていくのが、中国流のやり方だと言えるでしょう。
お祝い金は800元が多い?
ご祝儀として中国では、ホンバオと呼ばれるご祝儀袋にお金を入れて渡していきます。
ホンバオは普通に現地では売られていますので、現地購入が可能です。
いくら包むのかは新郎新婦との間柄、その人の立場などによっても変りますが、基本的に、偶数の金額を入れる事が多いとされています。
特に、8という数字が縁起が良く、好まれる傾向がありますので、ご祝儀袋に800元を入れて、お祝い金として渡す方が多いでしょう。
日本とは違って、割り切れる偶数の数字が好まれる、偶数の数字が基本となりますので、その点も大きな違いと言えるでしょう。
このように中国では、イベント性の高く、非常にアクティブで活発な結婚式の習慣があります。
結婚式前から非常にアクティブなイベントが用意される傾向が多いため、そうしたイベント見たさに駆けつける旅行者なども少なくありません。