自然の中で過ごすということ
人間にとって、自然の中というのは、ビルなどの人造の空間より落ちつきます。
どこかで人間が求めている空間だということもあるでしょう。
最近では、キャンプ好きの人も増え、こうした自然を見なおす気運も高まっています。
そこで、ガーデンウエディングよりも、もっと自然の中で行われる野外ウエディングも増えてきました。
気取らずに楽しい気分で
ガーデンウエディングもいろいろとプランニングさせていただきましたが、印象に残っているのは、夏の避暑地で行った野外ウエディングも非常に印象的です。
キャンプが好きなお二人だったこともあり、ガーデンなどよりも思い出のある信州のキャンプ場を借りるという方法をプランニングしました。
キャンプ場といっても、バンガローのある施設を探し泊まったりする人に不安感が出たりはしないようにしたのがポイントです。
お風呂などの別途設備があったため、外で行うウエディングで泊りもできるといった、あまりキャンプということを意識しない野外ウエディングになりました。
野外ということでは、大きなイベントができるわけではありません。
そこで、テーブルなどをできるだけ配置し、どこでも会話ができるようなセッティングをしました。
体が強い人ばかりではないということもあったことからバンガローを活用し、その窓からも結婚式が見えるようにしたのです。
食事に関しては、ケータリング会社だけではなく、バーベキューなども活用しその場で料理していく方法にしました。
それでも、質を高めるため、普段のバーベキューではできないような豪華な食材を使ってみたのです。
もちろん、専門のシェフを招き、ケータリングメニューも流れに入れてもらいメニューを考えたことで、とても豪華でおなかのいっぱいになるメニューになりました。
時間を掛けて作った料理を分けていく
面白かったのは、スタート時から焼き始めたお肉を、新郎新婦が取り分けていくところでしょう。
大きな塊を焼いたため、とても時間がかかるのをゲストの方々はスタートから見ていたのです。
これを演出としたのは、とても面白かったとご好評でした。
ウエディングケーキ入刀も行いましたが、こうした室内では行うことができない演出ができるのも野外だからこそといえます。
逆に言えば、こうした環境でもきてくださったゲストの方にも感謝でした。
野外では嫌だという方もいらっしゃいますが、それだけお二人がキャンプやバーベキューが好きで、それに賛同してくださる関係を築いてこられたといえるでしょう。
あまり飾らないウエディングとしたことで、リラックスして過ごすことができたと感謝されたことは、強い印象として残っているのです。