ご招待するということが本来の意味
結婚式も披露宴ももともと特別なところで行っていたわけではありません。
大きなお家でなくても自分の家に招待することで行われていました。
その規模は家の大きさでも変わってきますが、とてもアットホームな空間で行うことができるのです。
本来、披露宴ということは、お世話になった方をご招待し、結婚することを報告することに意味がありました。
だからこそ、特別なことをするのではなく、おうちウエディングということが見なおされてきているのです。
費用負担もできるだけ抑え
おうちウエディングは、マイホームを使って行くところにポイントがあります。
他の空間を使わないため、ある程度の部屋数や空間は必要ですが、特別大きな空間でなければいけないというわけではないのです。
印象に残っているのは、頑張ってマイホームを建てたお二人でした。
二人らしいウエディングにしたいということが重要で、これから先もお付き合いできるようにお家にご招待したいということだったのです。
お腹にお子さんがいたということも大きく、結婚式場を借りたくても大きな費用負担が難しいということもありました。
そこで、おうちにお邪魔し動線を考え、おうち全体を活用する方法にしたのです。
膝を突き合せたアットホームな空間が
あまりかしこまった結婚式にしたくなかったため、人前式をとりました。
合えてウエディングドレスなどを着るのではなく、白をメインとした華やかな装いを考えて体に負担が出ないようにしたのです。
指輪の交換を行いましたが、宗教色も一切ださなかったことで、できるだけ費用も抑えることができました。
司会を特別につけると、せっかくのおうちウエディングになりにくくなるため、司会は私がおこない、できるだけ邪魔をしないようにしたのです。
お料理に関しては、専門の業者を手配し、できるだけ台所は使っていません。
そのあとの片づけが大変になってしまうので、食器もそのまま引き上げられるようにして、その後の負担も下げました。
決して大きなおうちではありません。
今も10人が限界で、人前式だけはみんなで立って行いましたが、隣の部屋などもうまく活用し、家具などを一時別の場所に預けたりすることで、20人でウエディングをおこなえたのです。
みんなで膝を突き合せたウエディングになりましたが、アットホームで楽しいウエディングになったとおっしゃっていただき、とても印象に残っています。