お互いが好きな電車を式場に
最近は、電車好きの方も目に見えて増えてきました。
それも女性の電車好きも数多くなってきたでしょう。
電車が好きということをオープンにすることができるように、世の中も変わってきたのかなといえます。
だからこそ、ウエディングにお互い好きな電車をポイントにすることもあるのです。
貸切り電車を使って演出を
現在、貸切りできる列車というのがいろいろとあります。
一定時間貸切ることができるものもあれば、1両貸切るタイプまでいろいろです。
電車好きの人にとっては、完全に貸切ることができる時間は夢の用でしょう。
そこで、貸しきれる空間でウエディングを挙げるという企画が増えてきているのです。
中でも、思い出に残るのは、専用の貸し切り列車を使ってキリスト教式のプランニングをしたことでしょう。
かなり古い電車ですが、しっかりと整備されており、あまり電車に詳しくはない私にも、とても良いものだということがわかりました。
決まった演出はあったものの、ほとんどがぶっつけ本番で、何が起きるかわからないという不安もあります。
打ち合わせを繰り返したものの、はっきりとしているのは、お食事の提供や挨拶といった部分だけだったのです。
必要なものをその場で積み込み、大急ぎでセッティング。
ケーキなども電車をモチーフにして用意するなど外側でできるものは何とかなるものの、電車という会場がなければ始まらないため、その場合わせなのです。
そのため、できるだけ、電車という環境を楽しんでもらえるように、細かなものもできる限り電車をテーマで作成しておきました。
装飾も簡単に取り付けられるように工夫し、短時間で外せるようにしたのです。
ウエルカムボードも電車ウエディングに合わせ、案内板のようにしたのは、新郎のアイデアでした。
中には、空間にマッチするようにジャズを流し、子供たちが飽きてしまわないようにお菓子や電車のおもちゃなども用意して臨んだおかげで、ゲストも含め楽しんでいただけたのです。
結婚式場とは異なる電車という空間
到着駅近くに2次会会場も用意し、終わったらそのまま流れることができるようにしたところも喜ばれました。
電車といえども、やはり乗り物に乗っていると疲労もたまりますので、こうした部分を考慮するのは重要なことでしょう。
それでも電車の車窓に流れる風景は、一般の結婚式場では見ることのできない風景です。
電車好きだったからこそ、みんなで楽しめるような空間ができて、大変感謝されたプランニングとなりました。