ブラジル編

結納のような通過儀礼はなく、家電等をプレゼントする

ブラジルでは結納の儀のような通過儀礼はなく、日本とは違いお金を包むことはありません。
その代りに家電や食器、カトラリーセット等をプレゼントするようです。
主にキッチンで使うもので、冷蔵庫や電子レンジ、お皿等の食器ですから、結婚後の生活に役立つものばかりで有難いものでしょう。
日本では結納金があり、これで必要な物を揃えてということですが、ブラジルのように現品を貰えるというのも実用的で良さそうです。

ブラジル独特の結婚披露宴

時間制限なく宴が続くというのが、ブラジル独特の結婚披露宴です。
お祝いにダンスを踊ったりもしますし、新郎新婦も参加していつまでも楽しんでいるようで陽気なブラジルの人達の一面が見えるのが、このようなところでしょう。
お料理もオートブル、メインディッシュ、デザートと長い時間を掛けて頂くようです。

また、パーティ―大好きな国民性からか、呼んだゲスト以外の人も参加OKでその人数は200人を超えてしまうこともあります。
会社の同僚はもちろん、友達の友達、そのまた友達に至るまで幅広く参加するのでしょう。

結婚式のお金やプレゼントの品に関するあれこれ

結婚式のお金に関することですが、式にかかる費用はピンキリで20000~30000レアル(日本円で約60万~90万)です。
身内で済ませることも多い様で、お金も身内で出し合います。
そして、高額になるのでウェディングプランナーには頼まず、自分たちでプランなどを立てるようです。

ご祝儀は日本のように規定はなく、いくらでも良いという感じで特に少ないからといって気にすることもありません。
ブラジルの相場ですと5000~10000円のようで、ブラジル人は金額で人を差別することはなく、いくらであっても有難く受け取ってくれます。
引き出物はハワイアナスのビーチサンダル、人気キャラクターのモニカのキャラクターグッズやノートとサンダルがセット等、実用的なものが多いです。

楽しい二次会

二次会は、とにかく楽しそうです。
ブラジル人が大好きなサンバを音楽に合わせて踊ったり、新郎新婦とレストランに食事に行き、朝まで語り合ったりします。
また、新居でのバーベキューを楽しむという事あるようで、こちらも朝まで楽しみます。
とにかく、飲んで食べて踊ってという究極に楽しい二次会のようです。

ブラジル人独特の愛の表現と気を付ける事

ブラジル人は愛情表現が独特で所構わず、濃厚なキスをします。
しかし、その反面、愛が冷めたらすぐに離婚してしまうのが特徴で披露宴後に愛が冷めてそのまま離婚というケースも珍しくないようです。

また、気を付けなければいけないのは披露宴に呼ばれてのOKサインです。
ブラジルでは性的な意味になってしまうようで、儀式の最中ですとつまみ出されてしまいます。
儀式の場所というと神聖なところですから、OKサインなどの下品なことはもってのほかということでしょう。
外国人ですとわからないことですが、ブラジル人とのおつきあいがあると結婚式の披露宴に呼ばれるということもあるでしょうから、気を付けた方が良いです。